素敵な50代の会

2015/11/28

次にどんな矢を打つかをいつも考えながら、目標高く、前に進んでいます。(伊藤麻子さん)

【Profile】
1960年11月24日生まれ。医師。
 50歳を迎えてから美容皮膚科医としてデビュー。総合病院での一般診療に長く携わる中で培った知識を活かしながらアドバイスしたり、患者として美容皮膚科へ通った経験から、相手が言えない部分を汲み取ったり。やさしい口調と細やかな配慮を強みに、美容医療に取り組む。

 
20代、30代の頃は、いつもノーメイクで服もユニクロでした。そんな私が変わったのは、40代に入り、気になり始めたシミやたるみを何とかしたくて、美容皮膚科へ通うようになってから。夢のある空間でキレイになる施術を受けることが楽しくて、2〜3ケ月に一度のペースで、糸を入れてたるみを解消したり、シミを取ったりしながら、リフレッシュしていました。

 
 「鶴舞公園クリニックで、カーボンピーリングを手伝ってくれる女医さんを探している」という話を聞いたのは、そんな時です。「ぜひやってみたい!」と思い、お客様に信頼していただくための確かな技術と接客を自分なりに追求しました。美容医療にふさわしい女医であるためには、自身もキレイでありたい。そんな思いのお陰で、今日の私があると実感しています。
 
 
 みなさんそれぞれに環境は違うもの。子どもに手がかかる時期、ママ友とのお付き合い、美容皮膚科へ通うためにお金をどうやりくりするか…。そういったことを私も経験しているので、あまり突っ走ったことは言えないと思っていますが、女性はキレイになると元気にもなれます。
 シカゴの建築家が「神は細部に宿る」という名言を残していますが、人の美しさも同じ。内面がから出てくる人間性や考え方も重要だと思い、今は好きなことや興味のあること、若い時にやりたかったことを、とりあえず一つずつでもいいから、やっていくようにしています。
 毎年、目標も立てていて、2016年は「人から褒めてもらえる長所をもっと伸ばすこと」、「自分を成長させてくれる人たちに囲まれて暮らすこと」、「目標達成のためにやるべきことを明確にして実行すること」です。
 50代は子育てが落ち着き、気が抜けてしまうこともあります。私は幸運にも美容医療の仕事にめぐり合うことができました。今までの経験を活かして、もう一度、新たなスタートを切った気分です。